2010年 08月 05日
Swift足周り調整 |
以前からSwiftのサスの「ぐにゃぐにゃ」感が気になっていた。10年乗れると思って買ったがこれに10年乗るのかと苦痛に思う日々だった。あんまりひどいのでSwiftスポーツのサスに換えようと考えていた。しかし、車屋の知人から「それはもしかしたらトーイン調整じゃないだろうか。診てあげるから一度訪ねておいで」と申し出を戴き、早速診て戴いた。
果たして、toe inってぐらいだから本来なら僅かに内向きになっていなければならないところが、少し外向きになっていたそうだ。それじゃtoe outじゃんか。聞けば経年変化で狂う事は珍しくないんだって。じゃ中古で狂った状態で買って、それが「本来の状態」だと思って不満を抱いていたのか。とんだ濡れ衣だ。
少し調整して、測って、を数回繰り返し、燃費に配慮してかあまり深くせず「僅かにトーイン」ぐらいに調整してくれた。
乗ってみてびっくり。あの「ぐにゃぐにゃ」感が随分薄らいでいる。同じサスとは思えない。ギャップを踏んだ時の「がっつん!」という突き上げ感もなく、制動時の「がっくん!」というノーズダイヴもなくなった(なくなりはしないが普通のノーズダイヴになった)。
かくてSwiftは「普通のショボい車」の挙動を取り戻し、これまでの不当な評価を覆した。これならサスを換えずに10年乗ってもいいかも、そう思い始めていた。以前少しは乗り心地がマシになるかと電気系のチューニングをしてエンジンは絶好調になったが、今までの足周りではむしろ怖くなってしまっていたが、これならエンジンの吹け上がりも気持ちよく感じられる。同じサスだからこれまでと比べてそんなに速く走れるようになったわけではないかも知れないが、同じ速度でも安全に走れるならそれはそれでよい事だと思う。僕の技量ではどのみち硬いサスに換えて乗り心地を犠牲にしても大して速くはならなかっただろうし(汗)。むしろ身の丈に合っているというべきだろう。
安普請な車である。サスを換えたら車体剛性が問題になるだろうからストラット・タワーバーも導入するつもりでいた。サスは交換しなくてよくなったがタワーバーだけは入れてしまおうなんて助平心を出してしまった。
タワーバーは「クスコ」が有名らしかったが、検索して見つけたのはvs-oneという店だった。
初代SwiftスポーツHT81S用のが送料込みで1万円以下。うちの並SwiftはHT51だがサスがそのまま交換できるらしいのでタワーバーも大丈夫だろう。実際に装着したという記事は検索しても見つけられなかったが、ここは賭けだ。僕はネット界でも余程の酔狂者という事なのだろうか。
サスは依然柔らかいままなのでこれをつけたからって走りが変わると期待する程素人ではないが、検索していろいろな話を読むにつけ、車体剛性は大事らしい事、タワーバーがないと車体は随分たわんでいるらしい事など吹き込まれ(笑)、猛然とつけてみたい意欲に駆られてしまったのだった。余計な検索はするもんじゃないかも(苦笑)。
てっきり在庫があるのかとボチっとしたら「受注生産なので3週間ぐらい待ってね」というメールが来た。コミケには間に合わないか…尤も今年はコミケに車で行かないからいいけど、なんて思っていたら7月末日に着荷。

即日装着。Swiftを購入した店でお願いしたら、ものの10分かそこらの作業でついてしまった。具体的には左右2本ずつネジを外して装着、再び締め込むだけ。この時サスをポディに留めているネジを緩めるのでトーイン調整は装着後の方がよかったのだがそれは後から判った事。以後の人にそうするよう勧めればよいだけで特に悔いる程の事でもない。
実際には後付けの前照灯リレーとかかがちょい邪魔で移設もあったが、純正状態ならそれも不要だろう。ちゃんともろもろ避けて装着できるよう作られていた。

装着完了。

ちなみにこれが装着前。

早速走ってみた。さすがにトーイン調整した時のような劇的な変化はない。制動時のノーズダイヴだって「ちゃんと」する(苦笑)。しかし、以前知人がインプレッサに装着した時に言っていた「カッチリした」感じは何となく感じられた。これが「剛性感」というものなのだろう。
数日走ってみて気づいた。車体の剛性が上がれば当然振動モードも変わる。手や背中に伝わってくる振動の感じが随分違うのだ。そう、まるでワンランク上の車に乗り換えたかのような感覚。そう言えば旋回時の安定感も「違う」ような気がする。旋回時の安定感については充分プラシーボ臭いが、この「高級感」は本物だ。何だか乗るのが嬉しくなる。これだけでも小一万支払った価値はあると思う。
改めてSwift君、これからも、末永くよろしく。1年余りも濡れ衣で低く評価しててごめんね。
果たして、toe inってぐらいだから本来なら僅かに内向きになっていなければならないところが、少し外向きになっていたそうだ。それじゃtoe outじゃんか。聞けば経年変化で狂う事は珍しくないんだって。じゃ中古で狂った状態で買って、それが「本来の状態」だと思って不満を抱いていたのか。とんだ濡れ衣だ。
少し調整して、測って、を数回繰り返し、燃費に配慮してかあまり深くせず「僅かにトーイン」ぐらいに調整してくれた。
乗ってみてびっくり。あの「ぐにゃぐにゃ」感が随分薄らいでいる。同じサスとは思えない。ギャップを踏んだ時の「がっつん!」という突き上げ感もなく、制動時の「がっくん!」というノーズダイヴもなくなった(なくなりはしないが普通のノーズダイヴになった)。
かくてSwiftは「普通のショボい車」の挙動を取り戻し、これまでの不当な評価を覆した。これならサスを換えずに10年乗ってもいいかも、そう思い始めていた。以前少しは乗り心地がマシになるかと電気系のチューニングをしてエンジンは絶好調になったが、今までの足周りではむしろ怖くなってしまっていたが、これならエンジンの吹け上がりも気持ちよく感じられる。同じサスだからこれまでと比べてそんなに速く走れるようになったわけではないかも知れないが、同じ速度でも安全に走れるならそれはそれでよい事だと思う。僕の技量ではどのみち硬いサスに換えて乗り心地を犠牲にしても大して速くはならなかっただろうし(汗)。むしろ身の丈に合っているというべきだろう。
安普請な車である。サスを換えたら車体剛性が問題になるだろうからストラット・タワーバーも導入するつもりでいた。サスは交換しなくてよくなったがタワーバーだけは入れてしまおうなんて助平心を出してしまった。
タワーバーは「クスコ」が有名らしかったが、検索して見つけたのはvs-oneという店だった。
初代SwiftスポーツHT81S用のが送料込みで1万円以下。うちの並SwiftはHT51だがサスがそのまま交換できるらしいのでタワーバーも大丈夫だろう。実際に装着したという記事は検索しても見つけられなかったが、ここは賭けだ。僕はネット界でも余程の酔狂者という事なのだろうか。
サスは依然柔らかいままなのでこれをつけたからって走りが変わると期待する程素人ではないが、検索していろいろな話を読むにつけ、車体剛性は大事らしい事、タワーバーがないと車体は随分たわんでいるらしい事など吹き込まれ(笑)、猛然とつけてみたい意欲に駆られてしまったのだった。余計な検索はするもんじゃないかも(苦笑)。
てっきり在庫があるのかとボチっとしたら「受注生産なので3週間ぐらい待ってね」というメールが来た。コミケには間に合わないか…尤も今年はコミケに車で行かないからいいけど、なんて思っていたら7月末日に着荷。

即日装着。Swiftを購入した店でお願いしたら、ものの10分かそこらの作業でついてしまった。具体的には左右2本ずつネジを外して装着、再び締め込むだけ。この時サスをポディに留めているネジを緩めるのでトーイン調整は装着後の方がよかったのだがそれは後から判った事。以後の人にそうするよう勧めればよいだけで特に悔いる程の事でもない。
実際には後付けの前照灯リレーとかかがちょい邪魔で移設もあったが、純正状態ならそれも不要だろう。ちゃんともろもろ避けて装着できるよう作られていた。

装着完了。

ちなみにこれが装着前。

早速走ってみた。さすがにトーイン調整した時のような劇的な変化はない。制動時のノーズダイヴだって「ちゃんと」する(苦笑)。しかし、以前知人がインプレッサに装着した時に言っていた「カッチリした」感じは何となく感じられた。これが「剛性感」というものなのだろう。
数日走ってみて気づいた。車体の剛性が上がれば当然振動モードも変わる。手や背中に伝わってくる振動の感じが随分違うのだ。そう、まるでワンランク上の車に乗り換えたかのような感覚。そう言えば旋回時の安定感も「違う」ような気がする。旋回時の安定感については充分プラシーボ臭いが、この「高級感」は本物だ。何だか乗るのが嬉しくなる。これだけでも小一万支払った価値はあると思う。
改めてSwift君、これからも、末永くよろしく。1年余りも濡れ衣で低く評価しててごめんね。
by afternaito
| 2010-08-05 01:00
| クルマ
|
Comments(1)

「タワーバーつけると剛性は上がるが、よい事ばかりではないよ」先輩から教えられた。衝撃を吸収しなくなるから振動でフレームが痛み易いし、事故った時に簡単に大破するんだって。それでもこの乗り心地には代えられないなぁ。うひひ。
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