2011年 08月 21日
続・居間7号OverDrive |
居間7号OverDriveの続き
TMPGEncが期待した程高速にならなかったのでちょっと残念に思っていたらmixiで「何か設定があるんじゃないのか」との助言を貰った。確かに処理中CPU負荷が50%程度というのは勿体ない。処理に時間がかかるから他のアプリケーションを同時に使うために負荷を抑えているのだとしたら、専念してよいのだからめいっぱい使ってくれてもいい。そんな設定があるのかと探したが、見つけられなかった。
ところが、ある時その設定を発見した。なんと本体ではなくバッチエンコードの窓からしかその設定には入れないのだった。CPU負荷の調整も「アクティヴ時」と「非アクティヴ時」で別々に設定できるし、同時進行も論理CPUの数まで設定可能と知った。つまりPDCの頃でも2本同時進行が設定できたという事だ。そして当時もCPU負荷は70%代だった。フルに使っていたらCPUを換えずに1.5倍ぐらい速くなっていたかも知れない。
アナログ録画の頃、30分番組ひと枠(CMカットして正味25分ぐらい)を処理するのに1本50分かかっていたのが地デジになって150分かかるようになり、慌ててPDC2.6GHz→Core2Quad2.83GHzに換装したのだがCPUパワーは間違いなく倍増以上なのに処理時間は100分程度になっただけだった。
CPU負荷を上げて3本同時進行にしたら3時間強ぐらいで終わるようになった。CPU負荷も90%以上。さすがにこの時の消費電力は155Wまで上がったが、1本あたり実質1時間強ならアナログ時代に近い程度まで短縮できた事になる。処理時間が短くなった分、PCを落とせる時間が長くなればトータルの消費電力はそんなに上がらずに済む。設定的には4本同時処理まで可能なのだがなんとなくまだ3までしか試してない。3本同時処理するのに3時間強かかるなら4本なら間違いなく4時間弱はかかるだろう。絶対処理時間が長くなるとその間にmixiを覗いたりしたくなるから100%占有させるのにはためらいがあるのと、いくらバッチエンコードと言ってもそんなにたくさんのファイルを一気に変換する機会は少ない(CMカット編集の手間は減ってないから)というのもある。3本同時エンコード中にmixiアクセスしたり、こうしてBLOGを書いたりしても殆ど「重さ」を感じないというのは凄いと思う。Core2Quad侮り難し。
実測消費電力の変化は以下。
PentiumDualCore E5300:
2.6GHz(SpeedStepで最低1.2GHz) 2MB-L2 FSB800MHz
Core2Quad Q9550:
2.83GHz(SpeedStepで最低2.0GHz) 12MB-L2 FSB1,333MHz
CPU負荷 E5300→Q9550
0% 65W→ 80W
95% 95W→ 155W
PDC時にスタンバイでも40W食う事が判ったので4コア化してからは極力休止にしているのでスタンバイはまだ実測していない。
SpeedStepでクロックダウンする最低はバス×6(紛らわしいがCPUバス:FSBとして表示されている周波数が既に×4)らしい。これのせいで基礎代謝(苦笑)が上がってしまっているとしたらちょっと残念。PDC2.0GHz→2.6GHzの時は最低クロックは同じ(同じバス800MHz)だったから45μmCPUになった事で最低消費電力はむしろ下がっていた筈なので。
Core2とPDCの差別化はSpeedStepにある。クロックダウンがPDCでは最大と最小の2段階なのがCore2ではもうちょっと小刻みに動くのと、コア電圧もPDCでは固定だったのがCore2ではクロックダウン時にコア電圧も下げる。この分で1.2GHz→2GHzでも消費電力が上がってないといいのだが…それでもコアはまるまる2組になったわけで、やっぱりアイドリングはこのぐらい上がってしまうのはやむなしか。
今やCeleronですらDualCoreはあたりまえになったが、このSpeedStepとL2キャッシュの大きさによる差別化はCore iシリーズになっても続いているんだろうなぁ。PDCとCore i3にはHTの有無って差別化もあったか。
追記>
4本同時エンコード試してみた。…5時間以上かかった。論理CPUの数めいっぱい使うと却って厳しい事になってしまうのだろうか。2本よりは3本の方が1本あたりの処理時間は短くなっていたから同じ傾向になると期待したのだが。残念。という事はPDCの時に2本同時処理させてもあんまり速くならなかったかも知れないのか。
TMPGEncが期待した程高速にならなかったのでちょっと残念に思っていたらmixiで「何か設定があるんじゃないのか」との助言を貰った。確かに処理中CPU負荷が50%程度というのは勿体ない。処理に時間がかかるから他のアプリケーションを同時に使うために負荷を抑えているのだとしたら、専念してよいのだからめいっぱい使ってくれてもいい。そんな設定があるのかと探したが、見つけられなかった。
ところが、ある時その設定を発見した。なんと本体ではなくバッチエンコードの窓からしかその設定には入れないのだった。CPU負荷の調整も「アクティヴ時」と「非アクティヴ時」で別々に設定できるし、同時進行も論理CPUの数まで設定可能と知った。つまりPDCの頃でも2本同時進行が設定できたという事だ。そして当時もCPU負荷は70%代だった。フルに使っていたらCPUを換えずに1.5倍ぐらい速くなっていたかも知れない。
アナログ録画の頃、30分番組ひと枠(CMカットして正味25分ぐらい)を処理するのに1本50分かかっていたのが地デジになって150分かかるようになり、慌ててPDC2.6GHz→Core2Quad2.83GHzに換装したのだがCPUパワーは間違いなく倍増以上なのに処理時間は100分程度になっただけだった。
CPU負荷を上げて3本同時進行にしたら3時間強ぐらいで終わるようになった。CPU負荷も90%以上。さすがにこの時の消費電力は155Wまで上がったが、1本あたり実質1時間強ならアナログ時代に近い程度まで短縮できた事になる。処理時間が短くなった分、PCを落とせる時間が長くなればトータルの消費電力はそんなに上がらずに済む。設定的には4本同時処理まで可能なのだがなんとなくまだ3までしか試してない。3本同時処理するのに3時間強かかるなら4本なら間違いなく4時間弱はかかるだろう。絶対処理時間が長くなるとその間にmixiを覗いたりしたくなるから100%占有させるのにはためらいがあるのと、いくらバッチエンコードと言ってもそんなにたくさんのファイルを一気に変換する機会は少ない(CMカット編集の手間は減ってないから)というのもある。3本同時エンコード中にmixiアクセスしたり、こうしてBLOGを書いたりしても殆ど「重さ」を感じないというのは凄いと思う。Core2Quad侮り難し。
実測消費電力の変化は以下。
PentiumDualCore E5300:
2.6GHz(SpeedStepで最低1.2GHz) 2MB-L2 FSB800MHz
Core2Quad Q9550:
2.83GHz(SpeedStepで最低2.0GHz) 12MB-L2 FSB1,333MHz
CPU負荷 E5300→Q9550
0% 65W→ 80W
95% 95W→ 155W
PDC時にスタンバイでも40W食う事が判ったので4コア化してからは極力休止にしているのでスタンバイはまだ実測していない。
SpeedStepでクロックダウンする最低はバス×6(紛らわしいがCPUバス:FSBとして表示されている周波数が既に×4)らしい。これのせいで基礎代謝(苦笑)が上がってしまっているとしたらちょっと残念。PDC2.0GHz→2.6GHzの時は最低クロックは同じ(同じバス800MHz)だったから45μmCPUになった事で最低消費電力はむしろ下がっていた筈なので。
Core2とPDCの差別化はSpeedStepにある。クロックダウンがPDCでは最大と最小の2段階なのがCore2ではもうちょっと小刻みに動くのと、コア電圧もPDCでは固定だったのがCore2ではクロックダウン時にコア電圧も下げる。この分で1.2GHz→2GHzでも消費電力が上がってないといいのだが…それでもコアはまるまる2組になったわけで、やっぱりアイドリングはこのぐらい上がってしまうのはやむなしか。
今やCeleronですらDualCoreはあたりまえになったが、このSpeedStepとL2キャッシュの大きさによる差別化はCore iシリーズになっても続いているんだろうなぁ。PDCとCore i3にはHTの有無って差別化もあったか。
追記>
4本同時エンコード試してみた。…5時間以上かかった。論理CPUの数めいっぱい使うと却って厳しい事になってしまうのだろうか。2本よりは3本の方が1本あたりの処理時間は短くなっていたから同じ傾向になると期待したのだが。残念。という事はPDCの時に2本同時処理させてもあんまり速くならなかったかも知れないのか。
by afternaito
| 2011-08-21 04:46
| PC
|
Comments(4)

その後、地デジの録画データは「ノイズフィルタ」をかける必要がないと気づき外したら3本同時処理で2時間ペースになった。1本あたり40分。アナログの頃より速くなってるぞ。
更にアナログのデータだと輪郭強調onにして2本同時進行でも45分。PDC時代に充分CPU性能を引き出せてなかったとは言え、本当に2倍以上の速度になった。投資効果としてはまずまずだったと思う。
更にアナログのデータだと輪郭強調onにして2本同時進行でも45分。PDC時代に充分CPU性能を引き出せてなかったとは言え、本当に2倍以上の速度になった。投資効果としてはまずまずだったと思う。
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H.264エンコードは複数スレッドを使ってくれるらしい。その代わり、H.264で複数同時エンコードさせるとエラーになる確率がかなり高くなる事も判った。現在はDIVX5主力なので3本同時進行しているがH.264に移行したら1本ずつ処理しなくてはならなくなりそうだ。
だとしたらCore i3の4桁ナンバーを使えばグラフィックチップでH.264エンコードを処理できるらしいから時期エンコード機はそれだな。グラフィックチップ主力なら4コアのCore i5/i7とそんなに差は出ないだろうし。
だとしたらCore i3の4桁ナンバーを使えばグラフィックチップでH.264エンコードを処理できるらしいから時期エンコード機はそれだな。グラフィックチップ主力なら4コアのCore i5/i7とそんなに差は出ないだろうし。

H.264で試験的にエンコードしてみている。DIVX5に比べかなり(圧倒的、と言ってもいい)高画質だ。ダテにDIVX5の2倍の処理時間をかけてない。しかし当面、当家DVDプレーヤではH.264は再生できないので保存用にはともかく「観る」ためには使えない。
H.264はBDの標準なのでBDプレーヤが入れば再生は自動的に対応になる。いずれH.264主力に移行していく事になるのか。
H.264はBDの標準なのでBDプレーヤが入れば再生は自動的に対応になる。いずれH.264主力に移行していく事になるのか。

Core2Quadになったらスタンバイでも60W食うらしい。随分無駄飯食らいなスタンバイだぜ。