開腹手術 |
開けてみると、うちのもしっかりやられてました。たまたま秋葉原へ行く知人がいたのでお願いして部品を調達、マザー基板上の部品を交換しました。明らかに膨らんでいたのは12個中8個(うち4個はブローの痕跡あり)でしたが、ロット不良らしいので12個全部交換。
いざやってみるとマザー基板って手強いですね。多層(多分4層)で面積のあるパターンから熱が逃げてしまうのである程度パワーのある半田鏝でないとダメだし、熱をかけすぎればランドや部品を傷めてしまうし、スルーホールだから部品を抜いた穴に半田が残ってしまって新しい部品を挿し難いし、何よりかなりの高周波を扱う基板なのでパタンが細かく詰んでて近隣のパタンまで傷めてしまいそう。

写真は外した12個の電解C(6.3V2,200μF)と、右が新品(6.3V1,500μF)。劣化品の天面の膨らみが見えるかな?膨らんでない物は十文字がまっすぐなので判ると思います。外した方が容量大きいのに寸法は小さいって事は余程余裕のない部品だったって事でしょうか。日本製が性能で劣るとは思えないし。一応新しいのはニチコンの「コンピュータグレード」って奴です。どういうグレードなのか実は知らないのですがそういう名前がついてるとつい安心してしまいます。予めメールで相談したらこれを推薦されたので鵜呑みにしたんですが。ニチコンならオーディオ用のMuseなんかもあって、オーディオマニア的にはそういうのを使ってみたいのですが、今回は自分で買いに行けないので安全牌。
これで安定に連続動作してくれるといいけどなぁ。本当はついてたのと同じ2,200μFを使いたかったんですが基板上にきっちり並んでるので同じ10mmΦでなければ取り付け不可のため入手できる一番大容量の1,500μFで妥協しました。2,200は12Φになっちゃうようで。図面見てないから断定はできませんが、経験と勘で1,500でも大丈夫と判断。
あ!わざわざ新しい部品買わなくてもうちにあるジャンクマザーから部品貰えたかも!…まぁ、電解Cは一番寿命の短い部品だし仕事に使うマシンだから信頼性って事で。
この作業、当家の設備では結構大変だし基板損傷の危険もあるので仕事では請け負いません。悪しからず。マザー新規購入を薦めます。手間賃かなり(安い新品マザーが買えるぐらい!)かかるし、性能上がらないし。うちのだってデュアルCPUマザーでなければマザー交換してたと思います。

私もちょっとやりたい気が…。
まあやめといたほうが無難だろうなぁ(苦笑)。
不具合なければ必要ありません。チェンジニアリング的にはマザーは「ひとつの部品」ですから。

「そ紙」で話題になっていた「電源のC劣化」。C交換すると効果ありそうですね。

あのLUXKITのパワーアンプのを、半田ごて使いのリハビリがてらやってみようかしらん。

最近は開けて見ていないが、KITなので組みやすいように部品の配置には確か余裕があったはず。
…でも私にしてもこうして触発されて思いついてはこういうことを言うけれど、なかなか実際にはやれないんだよね。金に余裕があるわけでもなし(^^;)。
アンプをどーにかしたところで、鳴らすSPは当家には「裸」のFE83とFE107しかマトモなSPないんだよね。あーあ。
やっぱ、いにしえに企画して材料だけ保管してある「だんぼ・TQWT」(10センチ用)をこしらえるしかないかな? うう、手間が増えて余計やる気が減退するよぉ。あうあう。