2012年 07月 17日
Yahoo!BBをお薦めしない理由 |
当店はYahoo!BB(以下Y!BB)取次店ですが、今後はお客様にY!BBをお薦めするのをやめようと思います。
当店はY!BBの取次店です。ADSL時代にかなりの初期費用を支払って取次店になりました。
ADSLは電話線に電波を乗せて通信する方式なので、NTT局舎からの距離が大きくなると電波の減衰が大きくなり、だいたい4Kmが実用限度と言われていました。
山梨のように人口密度の低い地域では、ひとつの局舎が担当する範囲が広くなり、当然局舎から遠くてADSLが使えない世帯の比率が上がります。4Kmを超える地域の人はNTTから「お宅はADSLがつながりません」と断られました。もしかしたら局舎から遠いにも関わらず悪質な業者にだまされて加入して泣きをみた人もいたかも知れません。
そんな中、Y!BBだけが「リーチDSL」をサポートしていました。最大速度は1Mbps足らずですが、局舎から6Kmでも600Kbps程度が期待できるという「距離に強い」方式でした。600Kbpsも出ればISDNの10倍近く、当地ではこれに救済される世帯が多いと考え、Y!BBの取次店になる事を決意したのです。
実際、これのおかげで助かった世帯はいくつかありました。「いくつか」止まりなのは当店があまり熱心に営業しなかったせいもあるのですが、Y!BBがリーチをサポートしない局舎が多く、実際には充分な救済にならなかったのは期待外れでした。意外だったのは、甲府市内の市街地にもADSL不可の遠距離地域が存在し、フレッツADSLを断られてY!BBに救われた世帯があった事です。
また、Y!BBはIP電話である「BBフォン」を標準サーヴィスとして提供しており、これのおかげで月々の電話料金が万単位で浮いたなんていう例もありました。勿論それだけ市外・県外の通話をご利用になっていたという事ですからきわめて特殊な例ですが。
残念ながら光回線ではBBフォンは有料オプションであり、NTTが提供する「光でんわ」がそもそもIP電話なため市外・県外であっても市内と同一料金なので光回線ではBBフォンは魅力の全くないサーヴィスになってしまいました。
Y!BBは電話がつながらない、つながっても対応がよくない、なんていう話は初期の頃からよく聞きましたが、それはY!BBに限った事ではないように感じていました。まぁ実際当店でも数年前、低脳サポートに当たり(正確にはハズレ)、仕事ができないうえにあまりにも態度が悪いので電話口で「もういい、お前クビ。今すぐ帰って二度と出勤してくるな!」と叫んだ事もあります。実際、自分のお客様がこいつに当たったらどれほどの迷惑がかかるかと気が気ではありませんでした。
つい先日もフレッツ光が届いたからリーチDSLを卒業しようというお客様のサポートで電話に出ましたが、この時もひとり、ひどい担当に当たりました。堂々と嘘の説明をされて、翌日それらの嘘が明らかになり翌日の担当が平謝りしていました。まぁこれは良心的に解釈すれば会社ではなく個人の品格の問題なのかも知れませんが、こういうのを雇っている責任を会社は問われねばなりません。会社も気の毒ですが、一定の確率でこいつらに当たるお客様の方がずっと気の毒です。
ちなみに、ADSLのY!BBから光に移行する場合、ADSLがつながっている時点で手続きしないと移行手続きができない事をこの時初めて知りました。なのでこのお客様はメールアドレスを使い続けるためだけにY!BBに新規入会する事になりました。
さて、このたび(2012年7月14日:土曜)当家のY!BBが切断されました。切断されたのはいわゆる「不払い」…口座入金の遅れによる残高不足が続いたのが原因なのでこちらにも責任はあるのですが、それにしてもちょっとひど過ぎる対応でした。
通常、残高不足で引き落としができないと振込用紙が送られてきます。そしてそれでも入金がなければ回線断の予告が通知されます。しかし、今回はそのどちらもなくいきなり切れたのです。通帳をこまめにチェックしなかった非は認めるものの、入金の督促も切断の予告もなくいきなり切るというのは企業の態度としていかがなものか。何も10年来の得意客だから優遇しろとか言うのではありません。
更に、切断されたのが土曜というのも問題です。しかも月曜が「海の日」で3連休。振込用紙の発送リクエストは連休明けまで処理されません。そういうタイミングで切る配慮のなさにも失望しました。
なので、当店は今後お客様にY!BBを薦めるのはやめます。現在ADSLでY!BBをお使いで引き続きメールアドレスを使いたいというお客様に乗り換えを薦めたりまではしませんが、ISP新規入会のお客様に対しては選択肢として提案しません。
当家は速度に不満がないのでまだADSLを使っていますが、光に乗り換える際にY!BBを使い続けるかはかなりネガティヴに検討保留中です。
後日譚。
Y!BBに入金してYahoo!Mobileは使えるようになり、こうしてマクドナルドから書き込めるようにはなったのですが、家の回線はまだつながっていません。
たまたま、先月だかその前だかのNTT料金を入金し忘れていたらしく、NTT回線も止まっていたのでした。慌ててこちらも連絡して回線を復旧して貰いめでたしめでたし…とはいきませんでした。
回線が復帰してもADSLがリンクしません。NTTが回線断の際にY!BBの線を抜いてしまうのだそうです。元通りに復旧しろと言えば「Y!BBに貸し出した設備なのでY!BBからの依頼がなければ手は出せない」と意味不明の言い訳。当然「抜いた」のにはY!BBからの依頼なんかありません。そしてY!BBは「NTTに工事を依頼する事はできるが、工事費(3千なにがし)がかかる」と脅迫してきました。フレッツでもこの「工事費」は発生するのでしょうか?どう考えても筋の通らないヤクザの論理ですが、回線が使えないままなのは困るので脅迫に屈してこの「工事費」という名目のみかじめ料を泣く泣く呑みました。しかもさすがお役所体質、Y!BBが申請を発行してから「工事」が執行されるまで「最短で1週間」だそうです。あと1週間は当家のネットは断たれたままです。当然、回線が断たれている間もY!BBは課金されています。料金滞納のペナルティにしては重過ぎると思います。
Y!BBは早期にADSLを撤退したいとみえ「ご納得いただけないなら解約を。このケースで2人に1人がそうなさっています」とやたら積極的でした。払うならNTTに利益を発生させ、払わないならADSL人口削減。あまりにも浅ましいミエミエの態度に怒るよりちょっと悲しくなりました。孫さんの精神は具体的にはこうなのかと。
更に追加報告>
7/20(金)、新しいモデムが到着。接続したところあっさりリンクしました。試しに旧モデムをつないでみましたが頑としてリンクしません。5年も安定に動作していたものがそんなに都合よく壊れるものでしょうか?
そして現時点でつながったという事はNTTも「抜いて」なかったという事になります。これらから容易に想像できるのは、ADSLを早期撤退するために旧モデムを無効化し、NTTのせいにして嘘をついて脅迫し「嫌なら解約を」と迫る筋書き。これも手口としてはかなりヤクザですが、つまる所ヤクザなのはNTTではなくY!BBのみだった、という事でスッキリ納得がいきました。事実関係の確認の手間をかける価値を認めません。もし濡れ衣だと言うのなら多少は聞く耳を持たぬでもありませんがこちらから積極的に求める事はありません。もう納得しちゃったので。
このつながらなかった1週間に対してもY!BBは「月額料金」として課金をしてくるでしょう。「そういう会社」と理解します。
ついでに、Y!BBがついた「嘘」をもうひとつ。新しいモデムは旧モデムと「全く同じ設定でお送りしますので交換するだけでそのまま使えます。何の設定も必要ありません」だそうですが、ルータはローカルIPアドレスを掴まされ、グローバルアドレスを取得できません。このため外からVNCアクセスもできなくなりました。週明けにこれに関するクレームを入れてみる予定。この週末にVNC使いたかったんだがなぁ。
そして、転送速度は旧モデムより1割強遅くなりました。現時点で新モデムは旧モデムの代替たり得ません。さて、どうしてくれるY!BB?
当店はY!BBの取次店です。ADSL時代にかなりの初期費用を支払って取次店になりました。
ADSLは電話線に電波を乗せて通信する方式なので、NTT局舎からの距離が大きくなると電波の減衰が大きくなり、だいたい4Kmが実用限度と言われていました。
山梨のように人口密度の低い地域では、ひとつの局舎が担当する範囲が広くなり、当然局舎から遠くてADSLが使えない世帯の比率が上がります。4Kmを超える地域の人はNTTから「お宅はADSLがつながりません」と断られました。もしかしたら局舎から遠いにも関わらず悪質な業者にだまされて加入して泣きをみた人もいたかも知れません。
そんな中、Y!BBだけが「リーチDSL」をサポートしていました。最大速度は1Mbps足らずですが、局舎から6Kmでも600Kbps程度が期待できるという「距離に強い」方式でした。600Kbpsも出ればISDNの10倍近く、当地ではこれに救済される世帯が多いと考え、Y!BBの取次店になる事を決意したのです。
実際、これのおかげで助かった世帯はいくつかありました。「いくつか」止まりなのは当店があまり熱心に営業しなかったせいもあるのですが、Y!BBがリーチをサポートしない局舎が多く、実際には充分な救済にならなかったのは期待外れでした。意外だったのは、甲府市内の市街地にもADSL不可の遠距離地域が存在し、フレッツADSLを断られてY!BBに救われた世帯があった事です。
また、Y!BBはIP電話である「BBフォン」を標準サーヴィスとして提供しており、これのおかげで月々の電話料金が万単位で浮いたなんていう例もありました。勿論それだけ市外・県外の通話をご利用になっていたという事ですからきわめて特殊な例ですが。
残念ながら光回線ではBBフォンは有料オプションであり、NTTが提供する「光でんわ」がそもそもIP電話なため市外・県外であっても市内と同一料金なので光回線ではBBフォンは魅力の全くないサーヴィスになってしまいました。
Y!BBは電話がつながらない、つながっても対応がよくない、なんていう話は初期の頃からよく聞きましたが、それはY!BBに限った事ではないように感じていました。まぁ実際当店でも数年前、低脳サポートに当たり(正確にはハズレ)、仕事ができないうえにあまりにも態度が悪いので電話口で「もういい、お前クビ。今すぐ帰って二度と出勤してくるな!」と叫んだ事もあります。実際、自分のお客様がこいつに当たったらどれほどの迷惑がかかるかと気が気ではありませんでした。
つい先日もフレッツ光が届いたからリーチDSLを卒業しようというお客様のサポートで電話に出ましたが、この時もひとり、ひどい担当に当たりました。堂々と嘘の説明をされて、翌日それらの嘘が明らかになり翌日の担当が平謝りしていました。まぁこれは良心的に解釈すれば会社ではなく個人の品格の問題なのかも知れませんが、こういうのを雇っている責任を会社は問われねばなりません。会社も気の毒ですが、一定の確率でこいつらに当たるお客様の方がずっと気の毒です。
ちなみに、ADSLのY!BBから光に移行する場合、ADSLがつながっている時点で手続きしないと移行手続きができない事をこの時初めて知りました。なのでこのお客様はメールアドレスを使い続けるためだけにY!BBに新規入会する事になりました。
さて、このたび(2012年7月14日:土曜)当家のY!BBが切断されました。切断されたのはいわゆる「不払い」…口座入金の遅れによる残高不足が続いたのが原因なのでこちらにも責任はあるのですが、それにしてもちょっとひど過ぎる対応でした。
通常、残高不足で引き落としができないと振込用紙が送られてきます。そしてそれでも入金がなければ回線断の予告が通知されます。しかし、今回はそのどちらもなくいきなり切れたのです。通帳をこまめにチェックしなかった非は認めるものの、入金の督促も切断の予告もなくいきなり切るというのは企業の態度としていかがなものか。何も10年来の得意客だから優遇しろとか言うのではありません。
更に、切断されたのが土曜というのも問題です。しかも月曜が「海の日」で3連休。振込用紙の発送リクエストは連休明けまで処理されません。そういうタイミングで切る配慮のなさにも失望しました。
なので、当店は今後お客様にY!BBを薦めるのはやめます。現在ADSLでY!BBをお使いで引き続きメールアドレスを使いたいというお客様に乗り換えを薦めたりまではしませんが、ISP新規入会のお客様に対しては選択肢として提案しません。
当家は速度に不満がないのでまだADSLを使っていますが、光に乗り換える際にY!BBを使い続けるかはかなりネガティヴに検討保留中です。
後日譚。
Y!BBに入金してYahoo!Mobileは使えるようになり、こうしてマクドナルドから書き込めるようにはなったのですが、家の回線はまだつながっていません。
たまたま、先月だかその前だかのNTT料金を入金し忘れていたらしく、NTT回線も止まっていたのでした。慌ててこちらも連絡して回線を復旧して貰いめでたしめでたし…とはいきませんでした。
回線が復帰してもADSLがリンクしません。NTTが回線断の際にY!BBの線を抜いてしまうのだそうです。元通りに復旧しろと言えば「Y!BBに貸し出した設備なのでY!BBからの依頼がなければ手は出せない」と意味不明の言い訳。当然「抜いた」のにはY!BBからの依頼なんかありません。そしてY!BBは「NTTに工事を依頼する事はできるが、工事費(3千なにがし)がかかる」と脅迫してきました。フレッツでもこの「工事費」は発生するのでしょうか?どう考えても筋の通らないヤクザの論理ですが、回線が使えないままなのは困るので脅迫に屈してこの「工事費」という名目のみかじめ料を泣く泣く呑みました。しかもさすがお役所体質、Y!BBが申請を発行してから「工事」が執行されるまで「最短で1週間」だそうです。あと1週間は当家のネットは断たれたままです。当然、回線が断たれている間もY!BBは課金されています。料金滞納のペナルティにしては重過ぎると思います。
Y!BBは早期にADSLを撤退したいとみえ「ご納得いただけないなら解約を。このケースで2人に1人がそうなさっています」とやたら積極的でした。払うならNTTに利益を発生させ、払わないならADSL人口削減。あまりにも浅ましいミエミエの態度に怒るよりちょっと悲しくなりました。孫さんの精神は具体的にはこうなのかと。
更に追加報告>
7/20(金)、新しいモデムが到着。接続したところあっさりリンクしました。試しに旧モデムをつないでみましたが頑としてリンクしません。5年も安定に動作していたものがそんなに都合よく壊れるものでしょうか?
そして現時点でつながったという事はNTTも「抜いて」なかったという事になります。これらから容易に想像できるのは、ADSLを早期撤退するために旧モデムを無効化し、NTTのせいにして嘘をついて脅迫し「嫌なら解約を」と迫る筋書き。これも手口としてはかなりヤクザですが、つまる所ヤクザなのはNTTではなくY!BBのみだった、という事でスッキリ納得がいきました。事実関係の確認の手間をかける価値を認めません。もし濡れ衣だと言うのなら多少は聞く耳を持たぬでもありませんがこちらから積極的に求める事はありません。もう納得しちゃったので。
このつながらなかった1週間に対してもY!BBは「月額料金」として課金をしてくるでしょう。「そういう会社」と理解します。
ついでに、Y!BBがついた「嘘」をもうひとつ。新しいモデムは旧モデムと「全く同じ設定でお送りしますので交換するだけでそのまま使えます。何の設定も必要ありません」だそうですが、ルータはローカルIPアドレスを掴まされ、グローバルアドレスを取得できません。このため外からVNCアクセスもできなくなりました。週明けにこれに関するクレームを入れてみる予定。この週末にVNC使いたかったんだがなぁ。
そして、転送速度は旧モデムより1割強遅くなりました。現時点で新モデムは旧モデムの代替たり得ません。さて、どうしてくれるY!BB?
by afternaito
| 2012-07-17 22:53
| 仕事
|
Comments(3)
Commented
by
After内藤
at 2012-08-31 23:50
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その後、結局もう一度のモデム交換を経て「安定に」つながるようになるまで優に半月ネットの使えない生活を強いられました。そして今は「安定に」つながっています。切断前の半分以下の速度で…。
0
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After内藤
at 2012-10-07 16:24
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なんと、解約騒ぎの後、復活した回線は「ライト」契約にされていたらしい!基本料金が自動的に1.5倍!NTTの嫌がらせは徹底してるなぁ。さすがにこれには参った。もう降参するしか。
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by
After内藤
at 2012-10-23 13:14
x
「ライト」回線切り替え疑惑は僕の早とちりだったもよう。翌月からは元通りの請求に戻っていた。「復旧料」を乗せられたらしい。