2016年 03月 31日
セキュリティソフト一長一短 |
一長一短の「短」が如実に出てしまった例。
セキュリティソフトは常に情報が最新でなければ役には立たない。なので、メーカーは常に最新情報を提供し続けなければならない。そのため、セキュリティソフトは年契約が多かった。
ソースネクストが"ウィルスセキュリティZERO"を出し、一度買ったら以後、契約更新不要で続くサポートを打ち出した。しかし、このサポートもまた永遠のものではなかった。ZEROでは「対象OS」が限定されており、購入時に存在しなかったOSはサポート対象になっていない。なので「現在ご使用のOSのサポート終了まで」という具体的なサポート終了期限がある。新OSにも対応して貰うために、追加料金でサポートOS延長サーヴィスがある。新規に買うよりは少し安いが、タダではない。
このたび、MS(マイクロソフト)はWindows7以降のOS(7/8.0/8.1)に対し、期間限定ながらWindows10への無料アップグレードを行った。これは結果的にWindows8.1に対し「スタートメニューを復活させる」と約束したのを「次期OSへの無料アップグレード」にすり替えた格好となった。最近では通常のアップデートのフリをしてWindows10にアップグレードしようとするようになり、結構多くの人から「勝手に変わってしまった」との声を聞く。どうしても元に戻したければひと月以内なら直ちに戻せる仕様と謳ってはいるが「勝手に変わってしまった」と言っている人が元に戻せるものだろうか。まぁ、それはここでの話題ではない。
ここで問題になるのがZEROのサポートである。ソースネクストはMSとは別の会社である。MSがOSのアップグレードを無料で行うからと言って、ソースネクストが新OSに無料でサポートを延長するいわれはない。従来通り「購入時にサポートされていなかったOS」として、サポート延長のための追加料金の請求が発生する。年契約のセキュリティソフトを使っている人は、契約期間内にOSが新しくなっても追加料金は発生しない。ここで珍しく「一長一短」の「短」が出てしまったわけだ。OSの「無料」アップグレードを考えている人は、その「無料」アップグレードの結果出費が発生する可能性を予め確認してからアップグレードに進んで欲しい。
たまたま、いつものアップデートのフリをしてWin7→Win10のアップグレードが始まってしまい、慌てて中断してしまったという例に遭遇した。どこで中断したのかまでは詳しく訊けなかったが、ある程度進んでからだと中断不可になる。一度完了してから戻すのが安全なのだが、とにかくWin7に戻った状態で不具合が出て呼ばれた。
ウィルスセキュリティがWin10対応のための延長契約(追加料金)を要求してきていた。勿論セキュリティは無効化されている。一度Win10にアップグレードされたと認識すると、Win7に戻しても要求を取り下げてはくれないようだ。
結果だけ言えば、一旦ウィルスセキュリティをアンインストールして、再インストールする事でこの要求メッセージは出なくなった。しかしこれを自分で解決できずに業者を呼んでしまった事でウィルスセキュリティを新規に買うより出費してしまうという事態があり得るという事が明らかになったのだった。
皆さん、「無料」には気をつけてね。
セキュリティソフトは常に情報が最新でなければ役には立たない。なので、メーカーは常に最新情報を提供し続けなければならない。そのため、セキュリティソフトは年契約が多かった。
ソースネクストが"ウィルスセキュリティZERO"を出し、一度買ったら以後、契約更新不要で続くサポートを打ち出した。しかし、このサポートもまた永遠のものではなかった。ZEROでは「対象OS」が限定されており、購入時に存在しなかったOSはサポート対象になっていない。なので「現在ご使用のOSのサポート終了まで」という具体的なサポート終了期限がある。新OSにも対応して貰うために、追加料金でサポートOS延長サーヴィスがある。新規に買うよりは少し安いが、タダではない。
このたび、MS(マイクロソフト)はWindows7以降のOS(7/8.0/8.1)に対し、期間限定ながらWindows10への無料アップグレードを行った。これは結果的にWindows8.1に対し「スタートメニューを復活させる」と約束したのを「次期OSへの無料アップグレード」にすり替えた格好となった。最近では通常のアップデートのフリをしてWindows10にアップグレードしようとするようになり、結構多くの人から「勝手に変わってしまった」との声を聞く。どうしても元に戻したければひと月以内なら直ちに戻せる仕様と謳ってはいるが「勝手に変わってしまった」と言っている人が元に戻せるものだろうか。まぁ、それはここでの話題ではない。
ここで問題になるのがZEROのサポートである。ソースネクストはMSとは別の会社である。MSがOSのアップグレードを無料で行うからと言って、ソースネクストが新OSに無料でサポートを延長するいわれはない。従来通り「購入時にサポートされていなかったOS」として、サポート延長のための追加料金の請求が発生する。年契約のセキュリティソフトを使っている人は、契約期間内にOSが新しくなっても追加料金は発生しない。ここで珍しく「一長一短」の「短」が出てしまったわけだ。OSの「無料」アップグレードを考えている人は、その「無料」アップグレードの結果出費が発生する可能性を予め確認してからアップグレードに進んで欲しい。
たまたま、いつものアップデートのフリをしてWin7→Win10のアップグレードが始まってしまい、慌てて中断してしまったという例に遭遇した。どこで中断したのかまでは詳しく訊けなかったが、ある程度進んでからだと中断不可になる。一度完了してから戻すのが安全なのだが、とにかくWin7に戻った状態で不具合が出て呼ばれた。
ウィルスセキュリティがWin10対応のための延長契約(追加料金)を要求してきていた。勿論セキュリティは無効化されている。一度Win10にアップグレードされたと認識すると、Win7に戻しても要求を取り下げてはくれないようだ。
結果だけ言えば、一旦ウィルスセキュリティをアンインストールして、再インストールする事でこの要求メッセージは出なくなった。しかしこれを自分で解決できずに業者を呼んでしまった事でウィルスセキュリティを新規に買うより出費してしまうという事態があり得るという事が明らかになったのだった。
皆さん、「無料」には気をつけてね。
by afternaito
| 2016-03-31 21:31
| PC
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