2017年 01月 07日
2017年LED事情雑感 |
あくまで「雑感」である。詳しく調べたわけではない。たまにショップの店頭に並んでる商品を眺めてるだけ。
まず目につくのはLED電球の効率向上。Wあたり100lm超えしたLEDはかなり前からあったが、オーム電機等の廉価品にも見受けられるようになったのは嬉しい。
LED電球の広角化も進んできた。初期前方180~200゜ぐらいだったのが現在では220~240゜ぐらいが普通になってしまった。変わり種としてはやはりオームから全方位型(330°品)が出ている。これは電球が真上を向くフロアスタンドでも足元が暗くならない。ニーズは確実にあると思うのだがイマイチ認知されていない気がする。
残念なのは180゜型を見かけなくなってしまった事。電球との置き換えを意識するあまり広角化ばかりに目が行って、電球にも「レフランプ」という物があった事を忘れてしまっているのだろうか。レフランプは値段が高かったからあまり数は出なかったと思うが、LEDなら基本が「拡散型レフランプ」(後方を反射面として前方に光を集中して放射)の構造になっていた。これはこれで用途があるのだから残して欲しいものだ。正直、後方に光を放射されても無駄な所も多い。ダウンライトなんかでも前方だけでいいだろうし、いわゆるZライトみたいなスタイルでも180゜ぐらいの方がいいんじゃないだろうか。尤もZライトに使うにはまだLED電球はちょっと重いかもだが。
蛍光管代替LEDではヤマダ電機が頑張ってくれている。20W直管タイプが2,480円(税別)をようやく実現してくれた。勿論2千円そこそこの製品がナカゴミにとっくに在るのは知っていたが、注文するのが面倒で結局買わなかった。その点ヤマダは店頭に並んでいてその場で買える。本当は2千円をボーダーと思っていたのだが、我慢できなくて1本買ってしまった。相変わらず9Wで1,000lm(ちゃんとWあたり100lm超えてる)と、20W型直管蛍光灯の1,500lmにまるで届いていないのだが、これも用途によっては利があった。台所の流し元灯は湯気や煙から護るためなのか「コ」の字型のカヴァーを被っており、蛍光管が見えているのは真下側の1/4だけ。全周に放射される光のうち3/4は遮られ無駄になっている。180゜方向にしか光を放射しないLEDなら総光束2/3でも下方に出てくる光の量はむしろ多くなるかも知れないと期待した。期待は当たっていて流し台がとても明るくはなったのだが、ちと残念な事に色味がよくなかった。元々流し元には高演色タイプの蛍光灯を入れていたのだが、これが昔懐かしい「白色」のあの黄色っぽい色味になってしまった。ここが改善されるのはかなり先になるだろう。
本当は台所の天井の蛍光灯(20W直管×2)をLED化したいと思っていた。台所は滞在時間が短く、必然的に小刻みに点滅するので蛍光灯は好ましくないのだ。LEDならマメに消すのをためらう必要もない。しかし台所全体がこの色味になってしまうのはあまり嬉しくないので当分はこのままだな。同じ理由で洗面台(20W直管×1)も保留にした。唯一、玄関灯だけは次に安売りになったら替えてもいいかなと思っている。玄関灯なら色味は少々落ちても許せるうえ、LEDは紫外線を出さないので虫寄せが少ないのだ。
昨年末、ヤマダ電機でもうひとつ画期的なLED蛍光管を見つけた。いわゆる「サークラインタイプ」(サークラインは東芝の商標だが、一般呼称を知らない)だ。これまでどうしてないのだろうと思っていたこの「輪」タイプがようやく出た。しかも、管が直接見える器具用の白色管タイプと、白色セードで覆われる器具用のクリア管(LEDの光点が直接見えている)タイプの2種類が解り難く並んでいた(笑)。あの白色のカヴァーは面光源化によって眩しさを著しく軽減してくれるが、白熱電球で60Wの白色球と40Wのクリア球が同じぐらいの明るさと知って以来、白色板を重複させるのは好ましくないと思っていたのだ。蛍光管はあの白い面が蛍光面だからいいのだが、LEDは点に近い光源を並べた物なので蛍光管代替品では2種類作って欲しいと思っていた。
実家にはサークラインのペンダントがいくつかあるので早速…と思ったら、これまた残念な事に「1本で30W+32W型」なのだった。しかも器具は常時ONにしておいてリモコンで明るさを変えるというインテリジェント設計。そんなに大きくない市場でそこまで客を選ばなくてもよかろうに(苦笑)。うちの実家は全て40W型基調で、居間と客間が40+32+30、仏間が40+30だったので、実家のどこにも使えないのだった。残念。
LED照明は既に専用器具の時代に入りつつあり、電球や蛍光管といった在来器具に使うタイプはもう廃れ始めてしまうのかも知れない。少なくとも蛍光灯器具は今後新製品は出なくなっていくだろう。電球だって国内での白熱電球の生産は終了している筈だから、今後電球ソケット自体生産縮小に向かうに違いない。E26を標準に共通化して商品展開してくれた方がいろいろ試せて楽しいんだがなぁ。どうなりますか。技術が進むと大抵は「つまらなく」なる方向に進むからなぁ。
まず目につくのはLED電球の効率向上。Wあたり100lm超えしたLEDはかなり前からあったが、オーム電機等の廉価品にも見受けられるようになったのは嬉しい。
LED電球の広角化も進んできた。初期前方180~200゜ぐらいだったのが現在では220~240゜ぐらいが普通になってしまった。変わり種としてはやはりオームから全方位型(330°品)が出ている。これは電球が真上を向くフロアスタンドでも足元が暗くならない。ニーズは確実にあると思うのだがイマイチ認知されていない気がする。
残念なのは180゜型を見かけなくなってしまった事。電球との置き換えを意識するあまり広角化ばかりに目が行って、電球にも「レフランプ」という物があった事を忘れてしまっているのだろうか。レフランプは値段が高かったからあまり数は出なかったと思うが、LEDなら基本が「拡散型レフランプ」(後方を反射面として前方に光を集中して放射)の構造になっていた。これはこれで用途があるのだから残して欲しいものだ。正直、後方に光を放射されても無駄な所も多い。ダウンライトなんかでも前方だけでいいだろうし、いわゆるZライトみたいなスタイルでも180゜ぐらいの方がいいんじゃないだろうか。尤もZライトに使うにはまだLED電球はちょっと重いかもだが。
蛍光管代替LEDではヤマダ電機が頑張ってくれている。20W直管タイプが2,480円(税別)をようやく実現してくれた。勿論2千円そこそこの製品がナカゴミにとっくに在るのは知っていたが、注文するのが面倒で結局買わなかった。その点ヤマダは店頭に並んでいてその場で買える。本当は2千円をボーダーと思っていたのだが、我慢できなくて1本買ってしまった。相変わらず9Wで1,000lm(ちゃんとWあたり100lm超えてる)と、20W型直管蛍光灯の1,500lmにまるで届いていないのだが、これも用途によっては利があった。台所の流し元灯は湯気や煙から護るためなのか「コ」の字型のカヴァーを被っており、蛍光管が見えているのは真下側の1/4だけ。全周に放射される光のうち3/4は遮られ無駄になっている。180゜方向にしか光を放射しないLEDなら総光束2/3でも下方に出てくる光の量はむしろ多くなるかも知れないと期待した。期待は当たっていて流し台がとても明るくはなったのだが、ちと残念な事に色味がよくなかった。元々流し元には高演色タイプの蛍光灯を入れていたのだが、これが昔懐かしい「白色」のあの黄色っぽい色味になってしまった。ここが改善されるのはかなり先になるだろう。
本当は台所の天井の蛍光灯(20W直管×2)をLED化したいと思っていた。台所は滞在時間が短く、必然的に小刻みに点滅するので蛍光灯は好ましくないのだ。LEDならマメに消すのをためらう必要もない。しかし台所全体がこの色味になってしまうのはあまり嬉しくないので当分はこのままだな。同じ理由で洗面台(20W直管×1)も保留にした。唯一、玄関灯だけは次に安売りになったら替えてもいいかなと思っている。玄関灯なら色味は少々落ちても許せるうえ、LEDは紫外線を出さないので虫寄せが少ないのだ。
昨年末、ヤマダ電機でもうひとつ画期的なLED蛍光管を見つけた。いわゆる「サークラインタイプ」(サークラインは東芝の商標だが、一般呼称を知らない)だ。これまでどうしてないのだろうと思っていたこの「輪」タイプがようやく出た。しかも、管が直接見える器具用の白色管タイプと、白色セードで覆われる器具用のクリア管(LEDの光点が直接見えている)タイプの2種類が解り難く並んでいた(笑)。あの白色のカヴァーは面光源化によって眩しさを著しく軽減してくれるが、白熱電球で60Wの白色球と40Wのクリア球が同じぐらいの明るさと知って以来、白色板を重複させるのは好ましくないと思っていたのだ。蛍光管はあの白い面が蛍光面だからいいのだが、LEDは点に近い光源を並べた物なので蛍光管代替品では2種類作って欲しいと思っていた。
実家にはサークラインのペンダントがいくつかあるので早速…と思ったら、これまた残念な事に「1本で30W+32W型」なのだった。しかも器具は常時ONにしておいてリモコンで明るさを変えるというインテリジェント設計。そんなに大きくない市場でそこまで客を選ばなくてもよかろうに(苦笑)。うちの実家は全て40W型基調で、居間と客間が40+32+30、仏間が40+30だったので、実家のどこにも使えないのだった。残念。
LED照明は既に専用器具の時代に入りつつあり、電球や蛍光管といった在来器具に使うタイプはもう廃れ始めてしまうのかも知れない。少なくとも蛍光灯器具は今後新製品は出なくなっていくだろう。電球だって国内での白熱電球の生産は終了している筈だから、今後電球ソケット自体生産縮小に向かうに違いない。E26を標準に共通化して商品展開してくれた方がいろいろ試せて楽しいんだがなぁ。どうなりますか。技術が進むと大抵は「つまらなく」なる方向に進むからなぁ。
by afternaito
| 2017-01-07 16:41
| 生活
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