2020年 01月 16日
Windows10>PC買うならメモリは大盛で |
今現在、既に実装メモリ8GBは快適限界に近い。4GBしか実装していないPCは例えCore i7機であってもドロドロだ。恐らく8GB実装のCerelon機の方が快適だろう。
そして、恐らく3年後には8GB実装機が現在の4GB実装機程度の体感になっていると予想される。これはWindowsの「今まで」を見る限りかなりの確率で当たると思う。
なので、今新しいPCを買って、それを5年使おうと思うなら最初から16GB以上実装で買う事を薦めたい。
当店では「1万円で1年延命」を目安にしている。PCの性能は全てにおいて急速に向上しているため、古い機体をあまり後生大事に使い続ける事はお薦めしないが、PC1台買うとなると決して安い買い物ではない。そこで「1万円以内の出費で買い替えを1年先送りにできる」というのを目安にしているというわけだ。4GB実装機でも8GBまで増やせれば当面そこそこ快適になる。しかし現在、4GB実装機の延命のために増設メモリを買おうと思ったら、既に現行機種に搭載されるメモリはより高速な新規格に変わっていて、「旧式」になってしまっている。山梨のような田舎では新品は手に入らない。通販で買おうにも、実装チップ数の制限(※)が怖い。結果、甲府市内に数軒ある中古屋を回ってようやく調達した。
※使われているメモリチップの「粒度」(1チップあたりの容量)も上がっているので、同じ4GBモジュールでも搭載チップ数が少なくなる。しかしPC側が認識できる1チップあたりの容量に制限があって搭載チップ数が少ないと搭載可能な筈の容量(例えば4GB)でも認識できない事がある。更に、2枚のメモリモジュールは同構成でないとDual Channel動作(メモリ倍速化)もしてくれないらしい(ただしDual Channel動作は対応機種のみ)。
CPUはメモリより高クロックで動いているため「メモリからの返事待ち」が馬鹿にならない比率で発生する。メモリの高速化はCPU自体の高速化に劣らない重要課題なのだ。特に安い機体ではCPU内蔵グラフィックを使う。グラフィックのためのメモリはメインメモリを共用するのでメモリ性能がグラフィック性能にも反映する。
正直、今8GB実装機と16GB実装機では快適さの差は体感できる程大きくはない場合が多いだろう。だからと言って「今8GBで購入して3年後に増設すればいい」と思ってる人、そういう状況になってるんだよ3年後には。そして今出回っているメモリは量が出てるから量産効果で安くなってるけど、3年後に旧型となったメモリは割高にもなっている。割高でも新品が買えるならまだいい。その割高な価格で中古しか望めなくなっている可能性もあるわけだ。
だから、今16GB実装で買っておいた方がいい。CPUのランクを必要以上に上げるよりずっと快適な未来が待っている。
by afternaito
| 2020-01-16 03:12
| PC
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