2021年 01月 11日
冬の二輪は指先がかじかむ |
昔から、冬の二輪は指先がかじかんで辛かったが、いいトシになってくると血行も悪くなるようで、氷点下ではシンサレート手袋にハンドルカヴァーしても冷えが深刻になってきた。2~3キロなら耐えられるが10キロも走るとちょっとシャレにならない。
10年ぐらい前に「巻きポカ」を見つけて飛びついた。手首・足首の動脈に懐炉を当てて、指先に温まった血流を送るという発想は間違ってないと思う。だが残念ながら、指がかじかむ程寒い時って肝心の血行が悪くなっているので指先まで「暖かい血流」が届いてない感じ。正直、目覚ましい効果は体感できなかった。
この「巻きポカ」の登場した背景に「熱くなり過ぎない懐炉」(40℃台)の実用化があった。最近では「ホットン」なんて名前で首や腰に当てるタイプも登場し、桐灰・ホッカイロ・アイリスオーヤマと大手から低温型の懐炉ユニットが売られている。実売価格で10個300円ぐらい。靴下に貼る爪先懐炉と同じぐらいの価格だ。
爪先懐炉を貼るとモモヒキ1枚分ぐらい違う。こういう「実感できる効果」が欲しい。手首は熱いぐらいなのに指先に効いてくれない「巻きポカ」はいつしか使わなくなっていた。
で。靴下用の爪先懐炉と同じ構造を手にも、と考えた。この「熱くなり過ぎない懐炉」は肌に直接触れても低温火傷の危険は少ない。これを直接手袋の中に仕込む。靴下懐炉は経験的に、足の甲側に貼るのがより有効だった。足の裏に貼っても甲側が冷やされると裏はやや熱いのに甲側はかじかむ。甲側に貼るといい感じだった。後に「甲側に貼る用」の懐炉も商品化されてきた。
結果から言うと、どっちもそれなりに効いた。掌だと強く握ればそれだけ暖を摂れるが、懐炉の厚さの分だけグリップが太くなるのでアクセルの感覚がちょっと変わる。その点甲側だとグリップの太さが変わらないので違和感がない。甲側の方が骨に近いから骨が熱を伝えてくれるのだろうか。指先のかじかみの緩和効果は明確にどっちが上と言えない程度の差だった。ただし、あくまで「緩和」であって「解消」ではなかった点は明記しておく。50℃台~60℃まで上がる通常のミニ懐炉を使ってみたい誘惑に駆られたが、低温火傷が怖いのでまだ試してはいない。
そう言えば、グリップヒータつけた時はそれで充分と思い込んでハンドルカヴァーは使ってなかった。今回の成功はハンドルカヴァーとの併用がキモだったかも。シールドから巻き込んで顔に当たる風でアイスクリーム症候群が起きるような寒さの中、手の甲を吹きっ晒しにすれば掌側をどんなに温めても手の甲は絶望的に冷えるわな、そりゃ。
10年ぐらい前に「巻きポカ」を見つけて飛びついた。手首・足首の動脈に懐炉を当てて、指先に温まった血流を送るという発想は間違ってないと思う。だが残念ながら、指がかじかむ程寒い時って肝心の血行が悪くなっているので指先まで「暖かい血流」が届いてない感じ。正直、目覚ましい効果は体感できなかった。
この「巻きポカ」の登場した背景に「熱くなり過ぎない懐炉」(40℃台)の実用化があった。最近では「ホットン」なんて名前で首や腰に当てるタイプも登場し、桐灰・ホッカイロ・アイリスオーヤマと大手から低温型の懐炉ユニットが売られている。実売価格で10個300円ぐらい。靴下に貼る爪先懐炉と同じぐらいの価格だ。
爪先懐炉を貼るとモモヒキ1枚分ぐらい違う。こういう「実感できる効果」が欲しい。手首は熱いぐらいなのに指先に効いてくれない「巻きポカ」はいつしか使わなくなっていた。
で。靴下用の爪先懐炉と同じ構造を手にも、と考えた。この「熱くなり過ぎない懐炉」は肌に直接触れても低温火傷の危険は少ない。これを直接手袋の中に仕込む。靴下懐炉は経験的に、足の甲側に貼るのがより有効だった。足の裏に貼っても甲側が冷やされると裏はやや熱いのに甲側はかじかむ。甲側に貼るといい感じだった。後に「甲側に貼る用」の懐炉も商品化されてきた。
足の指はほぼ揃えた状態で動作するので貼る懐炉もかなり指先近くまでカヴァーできた。しかし手の指は開くので手袋の中に仕込むと言っても掌か甲に当てるしかできない。果たしてどちらがより有効か、試してみるしかない。昔の経験では、電熱のグリップヒータを使った時はグリップ側は熱いぐらいにしても手の甲側が激しく冷やされて指はかじかんだ。しかし指先に「温められた血流」を送り込むなら掌側の方が効きそうな気もする。で、右手は掌、左手は甲に仕込んで走ってみる事にした。
結果から言うと、どっちもそれなりに効いた。掌だと強く握ればそれだけ暖を摂れるが、懐炉の厚さの分だけグリップが太くなるのでアクセルの感覚がちょっと変わる。その点甲側だとグリップの太さが変わらないので違和感がない。甲側の方が骨に近いから骨が熱を伝えてくれるのだろうか。指先のかじかみの緩和効果は明確にどっちが上と言えない程度の差だった。ただし、あくまで「緩和」であって「解消」ではなかった点は明記しておく。50℃台~60℃まで上がる通常のミニ懐炉を使ってみたい誘惑に駆られたが、低温火傷が怖いのでまだ試してはいない。
そう言えば、グリップヒータつけた時はそれで充分と思い込んでハンドルカヴァーは使ってなかった。今回の成功はハンドルカヴァーとの併用がキモだったかも。シールドから巻き込んで顔に当たる風でアイスクリーム症候群が起きるような寒さの中、手の甲を吹きっ晒しにすれば掌側をどんなに温めても手の甲は絶望的に冷えるわな、そりゃ。
by afternaito
| 2021-01-11 18:04
| クルマ
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