eBoostr>Ready Boostに対する優位性 |
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2021年 04月 07日
Ready Boost か eBoostr か より続き。
eBoostrはキャッシュのヒット率を表示できる。割と見てて楽しい。 Ready Boostのヒット率ってどんなもんなんだろう。監視する方法はないものか…と考えたら、ひとつあった。「タスクマネージャー」だ。Windows10は2004あたりからUSBフラッシュメモリ等の外付けドライヴも全て表示されるようになった。これを見ていればRead/Writeのアクセス状況がある程度「見える」。 リソースモニターなら1909以前でもUSBメモリドライヴのアクセスグラフが見えるが、2004以降ならタスクマネージャーだけで事足りる。 で、タスクマネージャーで試してみた。 試してみたら、どうやら両者の動作はかなり違うみたいだ。具体的に言うと ・eBoostrは実使用時に殆ど書き込みに行かない。頻繁に読み出しを行う。 ・Ready Boostは常に何か書き込んでいて殆ど読みに行かない。 これじゃReady Boostが効く道理はないわな。eBoostr使うとPCは結構軽快になる、その違いの理由はここか。 勿論Ready Boostだってキャッシュ機能なんだから読みにも行くのだけれど、とにかく安全性最優先なのでPCをシャットダウンすればキャッシュはフラッシュされてしまう。なのでブートする度新規にキャッシュを作らねばならない。つまりブートからしばらくはずっと「学習(書き込み)」フェイズであり、「効き出す」まで時間がかかる。そして多くの場合、効き出す前に用事が終わって再びシャットダウンしてしまう(悲)。正直、それではフラッシュメモリの書き込み寿命を無駄遣いしているだけでユーザから見たらむしろPCは遅くなるだけと、メリット皆無になってしまう。更に、延々書き込み動作をしているという事は、いざ読み出しの用ができた時の反応もかなり悪くなる。特にUSBメモリには書き込みがかなり遅いモデルも少なくないのでますますReady Boostの効果は体感でき難くなる。 対して、eBoostrは一度「構築」すると以後はずっとキャッシュが効く。勿論その後も学習はするのだろうが、「優先アプリケーション」に登録したソフトは構築時に予め読み込まれているのだろう。実使用時には殆ど書き込みが発生せず専ら読み出しばかりになる。そしてeBoostrはシャットダウンしてもキャッシュ内容を保持し、次のブート時は最初から「効く」(※)。更にeBoostrは構築が終わると殆ど書きに行かずに読み出しばかりになる。当然、フラッシュメモリの書き込み寿命を消費しないのでキャッシュドライヴも長持ちする。キャッシュが効く分HDDのアクセスも減るのでHDDの寿命も延びるしHDDによる電力消費も削減されて電池寿命も延びる…具体的にどのぐらい「延びる」のかは不明だが(苦笑)。 ※OSブートも加速する事になっているが、ソフトウェア的にキャッシュ機能を提供するのでサーヴィスが読み込まれて実行され始めてから効く。具体的にはログイン画面のちょっと前ぐらいから加速が始まる。 勿論、先述の通り、Ready Boostがそんななのは安全性を最優先した結果なので、eBoostrのこの挙動には若干のリスクが伴う。更に、eBoostrはキャッシュファイルの暗号化もオプションで、明示的にonにしない限り暗号化もしない。プアな機体ではこの暗号化もCPU負荷として看過できないから、ブアな機体の救済策としては暗号化しない方が有効なのだが、暗号化されてないとキャッシュに指定したUSBメモリを盗まれたらその中身は「見られて」しまう。性能と引き換えに自己責任でリスクを負う事になる。 (以前メーカー提供の除外リストにエクセル/ワードのデータファイルが指定されていると書いたが勘違いだった。自分で書き加えたのを忘れていた:恥) 当家ではeBoostrを1ライセンスしか買ってない。複数台を「試用モード」で使い続けている。試用モードは「ブートから2時間までフル機能が使える」というもので、時間切れになったら再起動すればまた2時間有効になる。そもそもブートから2時間で用が済んでシャットダウンしてしまうような使い方なら試用モードで充分なのだ。結果、当家で4台インストールしたPCはぶっちゃけ4台とも試用モードのままで、折角購入したライセンスは今のところ未使用のままなのであった。 インストールしてない2台は1台がSSD、もう1台はSSHDなので敢えて入れてない。ちなみにシステムドライヴがSSDだとReady Boostは設定自体できないがeBoostrは使えるらしい。USB外付けHDDにだけ効かせる事もできるからもしかしたら今度インストールする事があるかも知れない。そして以前試してみたのだがSSHDはHDDとして認識されているのでReady Boostが設定できるのね。で設定してみたらむしろ「もたつく」気がしたので使うのをやめた。eBoostrで再トライするかはまだ様子見中。今のところ「しない」気配が濃い。 2021/8/12追記> 依然当家では数台のPCで試しているが、常用のFirefoxが高確率でフリーズするのはいかんせん困る。Firefoxを使う機体ではeBoostrの使用は断念しよう。でも全PCで使用をやめはしない。それだけ恩恵は大きい。 実際、ちゃんと動けばOptaneメモリの使えない機体で及ばずながら代わりになるのではと期待したのだが、現時点では癖が強過ぎてちょっと素人には薦めかねると結論せざるを得ない。
by afternaito
| 2021-04-07 03:26
| PC
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Comments(1)
お金を払って買ったID、何度かは試したがいざ本格的に使おうとしたらプロダクトコードが通らない。問い合わせのメールを出したが梨のつぶて。こりゃますます人には薦められないな。
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