eBoostr>Ready Boostに対する優位性 |
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2021年 04月 07日
Ready Boost か eBoostr か より続き。
eBoostrはキャッシュのヒット率を表示できる。割と見てて楽しい。 Ready Boostのヒット率ってどんなもんなんだろう。監視する方法はないものか…と考えたら、ひとつあった。「タスクマネージャー」だ。Windows10は1903あたりからUSBフラッシュメモリ等の外付けドライヴも全て表示されるようになった。これを見ていればRead/Writeのアクセス状況がある程度「見える」。 リソースモニターなら1809以前でもUSBメモリドライヴのアクセスグラフが見えるが、1903以降ならタスクマネージャーだけで事足りる。 で、タスクマネージャーで試してみた。 試してみたら、どうやら両者の動作はかなり違うみたいだ。具体的に言うと ・eBoostrは実使用時に殆ど書き込みに行かない。頻繁に読み出しを行う。 ・Ready Boostは常に何か書き込んでいて殆ど読みに行かない。 これじゃReady Boostが効く道理はないわな。eBoostr使うとPCは結構軽快になる、その違いの理由はここか。 勿論Ready Boostだってキャッシュ機能なんだから読みにも行くのだけれど、とにかく安全性最優先なのでPCをシャットダウンすればキャッシュはフラッシュされてしまう。なのでブートする度新規にキャッシュを作らねばならない。つまりブートからしばらくはずっと「学習(書き込み)」フェイズであり、「効き出す」まで時間がかかる。そして多くの場合、効き出す前に用事が終わって再びシャットダウンしてしまう(悲)。正直、それではフラッシュメモリの書き込み寿命を無駄遣いしているだけでユーザから見たらむしろPCは遅くなるだけと、メリット皆無になってしまう。 対して、eBoostrは一度「構築」すると以後はずっとキャッシュが効く。勿論その後も学習はするのだろうが、「優先アプリケーション」に登録したソフトは構築時に予め読み込まれているのだろう。そしてeBoostrはシャットダウンしてもキャッシュ内容を保持し、次のブート時は最初から「効く」。更にeBoostrは構築が終わると殆ど書きに行かずに読み出しばかりになる。当然、フラッシュメモリの書き込み寿命を消費しないのでキャッシュドライヴも長持ちする。キャッシュが効く分HDDのアクセスも減るのでHDDの寿命も延びるしHDDによる電力消費も削減されて電池寿命も延びる…具体的にどのぐらい「延びる」のかは不明だが(苦笑)。 勿論、先述の通り、Ready Boostがそんななのは安全性を最優先した結果なので、eBoostrのこの挙動には若干のリスクが伴う。更に、eBoostrはキャッシュファイルの暗号化もオプションで、明示的にonにしない限り暗号化もしない。プアな機体ではこの暗号化もCPU負荷として看過できないから、ブアな機体の救済策としては暗号化しない方が有効なのだが、暗号化されてないとキャッシュに指定したUSBメモリを盗まれたらその中身は「見られて」しまう。性能と引き換えに自己責任でリスクを負う事になる。 当家ではeBoostrを1ライセンスしか買ってない。複数台を「試用モード」で使い続けている。試用モードは「ブートから2時間までフル機能が使える」というもので、時間切れになったら再起動すればまた2時間有効になる。そもそもブートから2時間で用が済んでシャットダウンしてしまうような使い方なら試用モードで充分なのだ。結果、当家で4台インストールしたPCはぶっちゃけ4台とも試用モードのままで、折角購入したライセンスは今のところ未使用のままなのであった。 インストールしてない2台は1台がSSD、もう1台はSSHDなので敢えて入れてない。ちなみにシステムドライヴがSSDだとReady Boostは設定自体できないがeBoostrは使えるらしい。USB外付けHDDにだけ効かせる事もできるからもしかしたら今度インストールする事があるかも知れない。そして以前試してみたのだがSSHDはHDDとして認識されているのでReady Boostが設定できるのね。で設定してみたらむしろ「もたつく」気がしたので使うのをやめた。eBoostrで再トライするかはまだ様子見中。今のところ「しない」気配が濃い。
by afternaito
| 2021-04-07 03:26
| PC
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